離乳食初期から使えるしらすのレシピと塩抜きや冷凍方法

春に旬を迎える『しらす』は、離乳食初期から使うことが出来ます。

年中スーパーで100g290円程度で購入することができる身近な食材で、扱いやすく冷凍もできてとても便利です。

早くから赤ちゃんに魚をあげることに対して不安に思う方が多いようですが、私の市町村の離乳食講習で取り上げられていましたし、カルシウムがたっぷり取れるので緊張せず赤ちゃんに食べさせてみましょう。

ちなみに私は海育ちで魚に全く抵抗が無いので、息子に初めて食べさせたタンパク質は『しらす』でした。

しらすの下ごしらえ~塩抜き

しらすには塩分が多いので塩抜きをします。

少量の場合は茶こしにしらすを入れて熱湯を回しかけすればOKですが、今回は量が多いので鍋で茹でて塩抜きをします。

塩分の状況を見て、ゆで時間を調整してください。

販売されている釜揚げしらす スーパーで新鮮なしらすを購入しましょう。
しらすを茹でる 鍋に水を入れて沸騰させて、しらすを10秒ほどサッと入れて塩抜きをします。
笊にあげたしらす しらすをザルにあげて水気を切ります。
すり潰したしらす すり鉢などでしらすをすりつぶします。すり潰す際は、昆布だしやお湯などを使うとなめらかになります。
離乳食作りに必要な、『すりおろし器』『裏ごし器』『すりつぶし器』などの道具を買いそろえておきましょう。

私が使っている道具はこちら。レンジでおかゆも作れるし全ての道具が揃っていて使いやすいです。

しらすのペーストの冷凍保存とブレンダーの使い方

しらすは冷凍保存できますので、まとめてすり潰して保管しておくと調理しやすくなります。

ブレンダーに入れたしらす 塩抜きをしたしらすをブレンダーに入れます。
ブレンダーでペーストにしたしらす ブレンダーで一気にペースト状にします。湯を入れるとスムーズです。
冷凍容器に入れたしらす ペースト状にしたしらすを冷凍用の容器に入れます。雑菌を防ぐ為に、しっかりと蓋をして冷凍保存します。
冷凍保存した離乳食用のしらす しっかりと凍ったら
冷凍したしらす 1個づつ取り出して使う、もしくは
ジップロックに保管したしらすペーストの冷凍ブロック ジップロックに入れて保管しましょう。

冷凍したしらすの保存期間は、2週間を目安にしてください。大人が食べる場合は、1ヵ月以上は持ちますが、赤ちゃん用なので早めに食べさせてあげましょう。

 

冷凍用の容器は、私が使っているこちらの商品がおすすめ

よくある100円などの製氷皿はペースト状の食材が入れ辛く、1個だけ取り出そうとしても全部取れたりします。また何度も使っていると劣化して割れたりしました。

でもこの容器はペーストをザーっと流し込んで蓋をするだけ、しかも頑丈に作られていて使い勝手が非常に良いのです。

 

フードプロセッサーもあると、離乳食がすぐに作れるので便利。こちらは強くて早くてヘラ付きなのでペースト状の食材も綺麗に取り出せます

離乳食初期のしらすのレシピ

すり潰すと多少の粘り気が出て、塩抜きしても魚の風味を感じられるので、赤ちゃんも美味しく頂くことができます。

※初めての時は、素材の味を知る為にも必ず単品で、またアレルギーの心配があるので離乳食用スプーン1さじのみをあげてください。慣れてきたら、他の食材と混ぜて食べさせてみましょう。

※必要量は記載していません。10gとか20gとか書いているレシピが多いですが、赤ちゃんの食べる量は一人一人違います。自分の子どもの様子を見ながら量を決めて作ってください。

10倍がゆとしらす

しらすに十倍がゆを混ぜただけのシンプルなもの。お米の粘り気があるので非常に食べやすくなります。

離乳食初期の10倍がゆとしらす

10倍がゆ適量にしらす適量を入れて混ぜ合わせたら完成です。

これに昆布だしや混合だしを混ぜてあげると、味が広がりますよ。

しらすにゅうめん

しらすとそうめんを使うので、ちょっぴり塩分が強くなってしまうメニューですが、きちんと塩抜きすれば大丈夫です。

離乳食初期のしらすにゅうめん

鍋にお湯を沸かし粉々に砕いた素麺を茹でて水洗いします。混合だしを沸騰させ、茹でた素麺にすり潰したしらすを入れて温めたら完成です。

塩分が強いので気になる方は大根おろしを混ぜても美味しいですよ。

しらす大根

こちらは大人が食べても美味しいレシピですね。

離乳食初期のしらす大根

ペーストにした大根の上に、すり潰したしらすをのせただけの簡単レシピです。

大根ペーストの作り方は以下の記事を参考にしてください

離乳食初期で使う大根のレシピや冷凍方法と、ブレンダーの使い方

2016.11.19

しらす豆腐

こちらは、大人が食べても美味しいメニューになりました。

離乳食初期のしらす豆腐

混合だしで豆腐を茹でて、少量を皿に入れます。そこへしらすペーストを適量を入れて混ぜ合わせたら完成です。

しらすとトマトのリゾット風

ちょっぴりオシャレに洋風レシピを考えてみました。トマトの酸味としらすの相性は非常に良く大人でも美味しく食べることが出来ました。

しらすとトマトの10倍がゆ

10倍がゆと混合だしを混ぜ合わせます。そこにしらすペーストとトマトペーストを適量を入れて混ぜ合わせたら完成です。

トマトペーストについては以下の記事が参考になります。

トマトの離乳食初期レシピと冷凍、ブレンダーやレンジの使い方

2016.11.23

あとがき

以上、しらすの下処理方法と冷凍保存方法、レシピについて記載しました。

離乳食初期で使える魚は少ないですが、栄養も豊富で手に入りやすいし、私自身が好きな食材なので頻繁にあげていました。

初めて食べさせた時は『ん?』みたいな顔をしていましたが、問題なくパクパクと美味しそうに食べていましたよ