離乳食初期から使える白身魚の代表として鯛とタラがあげられます。理由は、たんぱくな味で資質がすくない為です。
注意することは、2点。タンパク質なので離乳食を初めて2週間たってから食べさせるようにすること、骨に気を付けて下処理を行うことです。
なお、以下に下処理方法やレシピを記載しますが、全て鯛の写真を使用しています。
鯛と同じようにタラも同様の方法で処理してください。この2つの魚は、旬が冬で処理方法も同じ、脂質が少なく淡白な味という点も同じです。
Contents
鯛とタラの下処理方法、レンジの使用方法
鯛とタラの下処理方法として、煮るのが一番良いですが、レンジも使用可能です。
茹でてから
![]() |
鯛やタラは骨があるので刺身を購入しましょう。 |
---|---|
![]() |
まずは白くなるまで茹でます。ここで臭みなども取ることができます。 |
![]() |
茹でた鯛(タラ)をすりつぶし器で潰します。出汁やお湯を使って滑かになるまでのばします。 |
![]() |
左図のようにペースト状になったら完成です。 |
少しボソボソ感が残って心配な方は、片栗粉などでとろみをつけてからあげてください。
レンジを使う
耐熱容器に鯛の刺身を1切入れて、水を大さじ1入れます。レンジで600w30秒~40秒温めます。
透明な身が白くなればOK。
すりつぶし器で赤ちゃんが食べやすいようにペースト状にします。
私が使っている道具はこちら。レンジでおかゆも作れるし全ての道具が揃っていて使いやすいです。
鯛とタラはブレンダーを使って、まとめて冷凍保存しよう
鯛やタラなどの白身魚は、ペースト状にしてから冷凍保存することが出来ます。毎日鯛やタラを食べる方は少ないと思うので、離乳食に加えるのが面倒な食材ですが、冷凍しておけばレンジでチンすれば使えるので便利。
![]() |
茹でた鯛(タラ)をブレンダーに入れます。 |
---|---|
![]() |
湯を加えながらペースト状にします。 |
![]() |
冷凍保存容器に入れて、しっかり蓋をしてから冷凍庫で保管します。 |
![]() |
凍ったら |
![]() |
ジップロックに入れて保管しておきましょう。 |
冷凍した鯛やタラの保存期間は2週間を目安にしてください。大人が食べる場合は1ヵ月以上は持ちますが、赤ちゃん用なので早めに食べさせてあげましょう。
冷凍用の容器は、私が使っているこちらの商品がおすすめ
よくある100円などの製氷皿はペースト状の食材が入れ辛く、1個だけ取り出そうとしても全部取れたりします。また何度も使っていると劣化して割れたりしました。
でもこの容器はペーストをザーっと流し込んで蓋をするだけ、しかも頑丈に作られていて使い勝手が非常に良いのです。
フードプロセッサーもあると、離乳食がすぐに作れるので便利。こちらは強くて早くてヘラ付きなのでペースト状の食材も綺麗に取り出せます
離乳食初期の鯛やタラのレシピ
鯛やタラは出来るだけ豆腐などのタンパク質に慣れてから食べさせてあげてください。
※初めての時は、素材の味を知る為にも必ず単品で、またアレルギーの心配があるので離乳食用スプーン1さじのみをあげてください。慣れてきたら、他の食材と混ぜて食べさせてみましょう。
※必要量は記載していません。10gとか20gとか書いているレシピが多いですが、赤ちゃんの食べる量は一人一人違います。自分の子どもの様子を見ながら量を決めて作ってください。
鯛(タラ)がゆ
こちらは基本のレシピです。まずは10倍がゆに混ぜると食べやすくなります。

10倍がゆに鯛ペーストを入れて混ぜたら完成です
※だし汁を入れたりしても美味しいですね。
鯛(タラ)と白菜の鍋風
こちらは、我が家が鍋の日に作ったレシピ。

鯛ペーストと白菜ペーストを混ぜ、出汁を入れたら完成です。豆腐を入れたらより本格的な鍋になります
白菜ペーストの作り方は以下の記事が参考になります。
鯛(タラ)と大根のだし煮
こちら、和風の美味しいレシピ。黄金の味ですね。

鯛ペーストと大根ペーストを混ぜ、出汁を入れたら完成です。
大根ペーストの作り方は以下の記事が参考になります。
鯛(タラ)とほうれん草のだし煮
またまた、出汁煮シリーズになりますが、ほうれん草とも相性が良いです。

鯛ペーストとほうれん草ペーストを混ぜ、出汁を入れたら完成です。
鯛うどん(卵入り)
続いても大人がうどんの日に作ったレシピです。

うどんのペーストを作り、卵、鯛ペーストを入れて出汁で混ぜたら完成です
※写真は離乳食中期になる直前だったので、うどんが少し固形ですが、初期の方は滑らかにペーストにしてください。
※私の市町村の離乳食講習では、離乳食に慣れたころから卵の黄身を耳かき1さじづつから食べさせるようにとの指導がありました。この時期に白身は食べさせません。ちなみに私は耳かき1さじからスプーン1杯くらいは食べさせていました。
あとがき
以上、離乳食初期の鯛(タラ)の下処理方法と冷凍保存方法、レシピについて記載しました。
タラは骨が心配な切り身ばかりしかスーパーになくて結局初期には使わなかったです。
タラの刺身なんてスーパーに無いしなあ。こういう時魚がさばけるといいのですが。